多摩ニュータウンの住み替えをサポートする
暮らしと住まい相談センター


イベント情報

16 お年寄りと子どもたちが響き合う街へ

昨年8 月から3 月までにこの欄に記事を寄せて今回が最後になりました。
相談センターを開設して1 年近くになり、多摩ニュータウンに住む人々の悩み、お困りごとなどの相談件数は100件を超えました。
エレベーターのある団地に住み替えたい、信頼できるリフォーム業者を紹介して欲しい、友だち(話し相手)が欲しい、子育ても一段落したので仕事がしたい、保育園選びの悩み、など、など。

春には若い世代が移り住んできますので、最終回では、小さなお子さんのいる家庭に便利な連絡先をご紹介します。

夜間の子どもの急病時、病院に行ったほうが良いかどうか判断に迷ったとき「#8000」(プッシュ回線の固定電話)におかけください。
看護師、保健師が相談に応じます。携帯電話およびPHSなどの連絡先は、お問い合わせください。


15住みかえを応援します

「暮らしと住まい相談センター」では、3月1日より京王電鉄と連携して「住みかえを応援」します。シニア世代の住宅を借り上げて年金化し、子育て世代に賃貸するという仕組みは、もしもし新聞の記事(2月1日に13回目の掲載)でも紹介しましたように、国が後押ししている「住みかえ支援策」に京王電鉄が参画したものです。
特色は、国が支援する機構がシニア世代の住宅を賃料保証した上で借り上げ子育て世代に安く賃貸することです。
しかし、全く新しい仕組みのため、「よく分からない?」という質問が多く寄せられています。
そこで、当相談センターでは、「住みかえ支援策」について仕組みを説明させて頂くことになりました。
小さなことでも構いませんので、ご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。


14 多摩ニュータウン居住者の住みかえ調査

昨年の12月から今年の1月31日までに、多摩ニュータウン居住者50人の方々に住みかえ体険などのインタビューをさせて頂きました。
このことで分かったことは、多くの人が「結婚・子育て・親の介護等々」の生活の変化に伴って住みかえをされているということです。
その際に重視していることは、単にハード的な住宅探しではなく、子どもの学校、緑と住環境、生活の利便性等々、暮らしのソフト的課題を解決するために住みかえておられるということです。
この生の声から、「暮らしと住まい相談センター」は、まちの不動産事業者の方々とは違い、まず、暮らしの情報を優先して提供し、その後に適正な住宅をどうやったら見つけ出せるかを多様な不動産事業者の方々と一緒にお手伝いすることが大切だと痛感しました。


13 シニア世代と子育て世代の「住みかえ支援事業」スタート!

国土交通省住宅局は、この度、国の基金で補償する住みかえ支援策を発足させました。いま、住みかえを検討している方にとっては朗報です。
この仕組みは、住みかえを希望するシニア世代(50 歳以上)の方々から終身契約(一生涯の家賃収入を保証)で借り上げ、国の基金(5億円)の補償で支援を得て、子育て世代の方々などへ転貸(良質な借家を敷金、礼金なしで3 年の定期借家契約)を行う方法です。
シニアの方々には継続的で安定した年金が入るようでうれしいですね。
仲介、補償業務は、非営利法人の有限責任中間法人移住・住みかえ支援機構(JTI)で、多摩ニュータウンを含む京王沿線地区は京王電鉄、京王不動産が担当します。
2月1 日に京王ニュース、京王線PR ボード、京王電車内の吊り革広告で発表されます。

12 小さなお手伝い、引き受けます

毎日のゴミだし、切れた電球の取替え、犬の散歩・・小さな作業ですが誰かに頼むとなると引受け手がいない。
そんな悩みに答えてくれる有料サービスが好評です。
先日、相談センターに一人暮らしの女性から「大きな額縁の絵を、壁に掛けたいのですが何処かお願い出来ますか?」と、相談がありました。そこで、私どもNPO 活動に理解のある生活全般のよろず代行業を営むY さんを紹介し、その日のうちに額が掛けられることになりました。
このY さんは本業が運送業ですが仕事の合間を縫ってよろず代行業を比較的安くサービスしています。
変わった代行では、旅行時の不在中の植物への水遣り、お墓の清掃やお墓参りなども・・・。
小さな仕事を誰かに頼みたいそんな悩みを解消します。お問い合わせください。

11 UR賃貸住宅のリフォームはどこまで可能?

UR賃貸住宅のリフォームは昔と違って、かなり大胆な改修が可能となりました。
AさんはURの賃貸に住んで28年、今年、”終の住処に”と決心し、大改修(間仕切りをなくし、すべてをフローリングに改修する)が可能か?
と、当相談センターにみえました。さっそく、URの管理センターに問い合わすと共に、リフォームの専門相談員でもあるTさんの知恵を拝借し、手続きから工事の施工まで、4ヶ月をかけて完成しました。
ほぼ意向どおりの出来栄えに大満足のAさんとTさんに、苦労話と大改修のコツを伺いました。まず、貸しているURとは何回もの打ち合わせを経てリフォームの許可申請をすること。施工工事は質が肝心。その為にも
業者の選定は特に慎重を期すこと。因みにAさんの工事は結局Tさんが担当しました。


10 皆さんの住み替え体験をお聞かせ下さい

国土交通省住宅局は多摩ニュータウン活性化施策のひとつとして、中高年世代と子育て世代との住み替え促進事業を始めております。
一口に「住み替え」といっても家庭の事情とライフスタイルにより様々なケースがあります。
当相談センターでは、今、多摩ニュータウンにお住いの皆様から、過去の住み替え体験や今後の住み替え計画などについて聞き取り調査を行っています。
ご協力いただける方は、当センターにお越しいただき1 時間ほど面談をさせて頂けませんでしょうか?
もちろん、個人情報保護の立場から、調査の内容は厳守します。調査にご協力頂いた方には、粗品等謝礼をさしあげます。
調査の詳細などについては当センターにお電話下さい


9 高齢者の無料相談センターとは?

「地域包括支援センター」という言葉を耳にしたことがありますか?
多摩市では地域を6ブロックに分けてセンター毎にケアマネージャー、看護師、保健師、社会福祉士、介護福祉士と、いずれかの資格を持った3人の専門スタッフが相談に応じています。
「介護保険料は支払っているけど、どうやって利用するのかな? 利用するとしたら手続きは?」「病院に行くほどではないが、ちょっと相談できるところがないかな?」など高齢者(概ね65歳前後以上の方)の身体機能の低下など健康や介護に不安を感じたら本人またはご家族の方から相談を受けるのが「地域包括支援センター」です。お住まいの地域を担当するセンター(多摩市、八王子市、稲城市、町田市)の連絡先は、当センターでもご案内できます。お問い合わせください。


8 マンション管理万全ですか?

多摩ニュータウンの公益分譲住宅は、大部分が管理組合による自主管理を行っており、年一回開催される管理組合総会で任期交代するところが多いようです。
理事の方は休み返上で活動に取り組まれているのではないでしょうか?
大事な財産であるマンションに、永く、快適に住み続けるためにも、日常の保守点検や、大規模修繕計画等の管理運営業務は重要ですね。
NPO フュージョンは、これまで、自分達の住まう住宅にコストをかけないで、良質な居住性を維持し、向上をはかっていく事業を推進してまいりました。
「暮らしと住まい相談センター」でもマンション管理のアドバイスができる専門相談をご紹介しております。
事務管理、設備管理、建築関係のプロに、身近なお困りごとを相談してみてはいかがでしょう。その他、リフォーム相談・植栽相談も行っております。
是非一度足をお運びください。


7 メンタル相談を開始しました

こころの病は、複雑、多様な現代社会に生きる我々にとって、現代病となりました。
相談センターは、日常の暮らしや住まいに関する皆様のご相談に応じていますが、高齢者の方々から、こころの病の相談も受けたいとのご希望がありました。
そこで11 月から、専門相談員によるメンタル相談を始めることにしました。
アドバイザーは特定非営利活動法人「メンタルアドバイスセンター」理事長の飯島美枝子(精神保健福祉士)さんです。
飯島さんは、NPOフュージョンの支援者であり、この相談センターを開設してから様々なアドバイスを頂いた方です。
メンタル相談は、毎月第3金曜日の13 時〜16 時です。
(11 月は17 日(金))。
相談は無料ですが、予約制です。相談ご希望の方はお電話下さい。もちろん、プライバシーは厳守します。


6 10月28日(土)・29日(日)に特別相談会を開催します

4月に開設したこの相談センターもおかげさまで半年過ぎました。
10月28・29日京王プラザホテル多摩で、「京王ふれあいパーク(京王グループ感謝祭)」の催しがあります。当センターでは、この催しに合わせ「特別相談会」を開きます。相談内容は京王感謝祭に因んで京王建設、京王不動産による「京王グループの住まい情報」今話題の「コーポラティブ住宅相談」人気の「植栽相談」「リフォーム相談」コーナーを用意します。また、ジブリグッズの特別販売コーナーも特設します。
この催しは、京王グループが、多摩ハロウィン祭りに合わせ、地元の子供たちにゲームや、お菓子作り、工作教室などのサービスを行うもので、昨年は5千人もの親子連れで賑わったそうです。10月28日(土)29日(日)には、ご家族揃ってお立ち寄りください。


5 ご存知ですか?「コーポラティブ住宅」

住宅の購入を考えている人が集まり共同で土地を購入し、
自分たちの思い思いの住宅を建てる方法がコーポラティブ住宅方式です。

日本では、30年の歴史があり、都市圏で約8千戸を数えます。

利点は、@土地の取得価格が割安A好みに応じた設計B共同購入の仲間との良いコミュニティづくり、反面、参加者の意向をまとめる為、何回もの打ち合わせが必要で、完成、入居まで時間がかかり、最終金額が変動する可能性などです。
多摩ニュータウンではNPOフュージョンが企画、コーディネートした第1号・14戸が2003年に完成。
今、第2号16戸が2007年完成をめざして進められています。相談センターにも参加希望者が訪れます。
希望者が多ければ次への挑戦も考えています。関心のある方、どうぞお問い合わせ下さい。


4 “注文は、千差万別!リフォームの相談ひきうけます”

住まいのリフォームをしたいものの、改修はどこまで可能か?悪徳商法の横行と聞くが、業者はどこに?
リフォーム相談の難しさは、分譲、賃貸、戸建て、或いは、高齢者向けの改修などそれぞれ注文が異なる事です。
意外と知らないリフォーム情報を2点。

URの賃貸マンションの改修は、以前は、退去の際の現状復帰が条件でしたが、今は、条件つきで可能です。
高齢者向けのリフォームは、都・市の行政だけでなくUR機構にも優遇制度があります。是非、相談を。

私たちは、リフォームの専門相談員として、ボランティアのTさんにお願いしています。Tさんは建築の専門家で、月1回(第二土曜日 13−15時)定例相談会も開いて下さっています。是非、ご利用下さい。

3 難業苦行の住み替え相談

住まいの相談は、千差万別。最も頭を悩ます問題は住み替え相談です。

@分譲マンションに住む老夫婦、子供は独立、年金暮らしに入って、狭くても安いバリアフリーの賃貸住宅に替わりたい。

Aエレベターのない3〜5階に住む高齢者、せめて、1階のシルバー住宅へ。

B働き手が、病気や失業で、安い賃貸に替わりたい。

@ABは、相談の典型例です。

解決が難しいのは、お望みの住居の需要に対して供給が追いつかない事と、経済的に折り合う事の難しさです。
しかし 諦めないで下さい。国や自治体、UR機構には、要望に応じて住宅供給や支援制度が数多くあります。専門の相談窓口もあります。私たちは、常に、行政、関係団体、民間からの情報や資料収集に努め、その情報を提供します。是非、相談にお越し下さい。

2 「暮らしと住まい相談センター」はどんな相談に乗ってくれるの?

NPOの相談所は、不動産屋さんや仕事の紹介所ではありません。
皆さんの困り事や悩み事について、解決へのお手伝いをする所です。
すぐに対処出来る相談事は迅速に対応しますが、複雑で難しい問題は解決に向けての情報を提供します。
云ってみれば、「まちのお医者さん」です。

よくある相談は、住まいの簡単な修理や、暮らしの不便解消などお知恵拝借相談です。

或る日、年輩のご婦人が相談に見えました。

“一人暮らしで、電球の付け替えがままならない”というのです。相談員は、街の「便利屋さん」Yさんを紹介しました。

Yさんは、私達のNPO活動の良き理解者であり、誠実な仕事ぶりに定評のある人で、自信を持って推薦し、大変、喜ばれました。

 しかし、反面、複雑で、重い相談も多いのです。

次回は、お年寄りの住み替え問題や、老後の人生設計など深刻な事例への対応を紹介します。


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「暮らしと住まい相談センター」とは、何ですか?

「暮らしと住まい相談センター」とは、多摩ニュータウン地域の豊かな暮らしの実現を目的に誕生した「NPOフュージョン」の活動の一つで、今年4月、国土交通省の支援を受け、多摩センター駅前に開設しました。
相談員常駐で、皆さんの暮らしや住まいの悩み・困り事の相談に親身に対応します。

行政や企業の相談所とは異なるのは、生活者の立場で解決に向けての情報を提供し、相談に乗るところです。

開設して4ヶ月。「階段が苦痛」「何とか住み替えを」「バリアフリーのリフォームをしたい」「老後の友人が欲しい」と、既に数十人の相談者が訪れ、スタッフが懸命に対応しています。

もちろん相談は無料で、個人のプライバシーは厳守します。ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。

次回は、どんなご相談に応じるのか伝えます。